バンコク記 4
カオサン記(2)
カオサンに変死体
宿に戻って一休みしてロビーに降りると何やら賑やかだ。
通りに出ると人だかりが出来ている。
覗いてみると血に染まって倒れている男女、
「事故でも有ったのかな?」
それにしては、周囲の人垣は笑顔ばかりだ。
やっと気がついた。
「今日はハロウイン」
ハロウインは、仮装とイタズラの日、
お化けもどきに仮装した男女、身動きしない女、
通りは人で蒸し返る。
ホテルに戻ってウトウトしていたが、何としても煩い。
カオサンの喧騒が直に伝わって来る。
夜中の1時に起きだして通りに出る。
通りは人で埋まっている。
露天も道に張り出し、屋台の焼鳥がプンプン匂う。
日本人も多い、日本人は歩き方の腰つきに特徴がある。
同じ顔が行ったり来たりしている。
つづく