タイ・カンボジャ記12

2/23
Sの心尽くしの蕎麦とビール。
早めにバス停へ、間違いなくバスが来ている。

往路と違ってチャンとしたバス会社のバス、
空調も寒い位に利いている。
ただ、来る時は隣の幼児に悩まされたが、
今度は隣の女の子の携帯、
途中一回休憩で4時間のプノンペンまでの1時間は喋っている。
左後の奥さん、右後の小父さんが負けじと喋り捲る。

プノンペン。
一軒目の宿は、個室は満員、二軒目で個室が取れた。
と言っても、一分程の隣の宿だ。
一泊10$。

一休みして、ガイドブックに有る近くの日本料理店へ。
ところがお休みだ、25日までお正月休みと書いてある。
近くに屯しているバイタクに、
「ジャパニーズレストラン」
と言っても、判らないのか通じないのか。
何人か仲間が集まって来て、ワイワイ話し合ってる。
判ったらしい。
バイタクが風を切る。
ところが、その辺りに来てキョロキョロするが探し当てられないらしい。 
諦めて自分で探し始める。
迂闊な事にガイドブックを置いてきてしまった。
結局、走ってきたバイタクを呼び止める。
判ったようなので後に跨る。
着いたのは韓国料理店、しかも待合風な高級な店構えだ。
今、どうしても食べたいのは日本ラーメン。
仕方なく、もう一度バイタクのお世話になる。
やっとこせっとこ、日本料理店に辿り着いた。
美味しい、やはり、日本料理店の日本ラーメンが口に合う。

夕方、三十分ほど歩いてトンレサップ河畔へ。







トンレサップ河に沿って遊歩道のようなものがあり、
車道を挟んだ内側に洒落たレストランが並ぶ。







二階から眺めたら気分が良さそうだ。
海鮮料理レストランの二階に陣取る。







運良く窓際の席が空いていた。
夕暮れの迫るトンレサップ河を左右に眺める。
私の次に来た人達は窓際の席が空いてない。
海老料理が美味しい。

店を出て振り返ると、





今まで私の居た席にもう他の人が坐っている。

2/24
朝飯を探しに日本食材スーパーに行くと、
警備員が時計を示す。
開店までまだ40分有る。
戻りがけに汚い店を覗いたら、例のイエロウラーメンがある。
早速食したが、
あのシアヌークビルのイエロウラーメンとは雲泥の差が有る。
それでもイエロウラーメンなら喉を通る。

ポケットからシアヌークビルのホテルの鍵が出て来た。
番号札の付いた精緻な鍵だ。
送り返そうとしたら、中央郵便局へ行かねばならないとの事だ。
バイタクを飛ばす。
係員、中を開いたり何か怪しげだが、一応、受け付けてくれた。
うまく届くかどうか。

   





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