ハノイ記1

成田で何時ものラウンジに入れない。
受け入れるカードの種類が変わったらしい、世の中は動いている。
Oさんへのジョニクロ、以後乏しくなる日本酒に備えてパックの日本酒を20パック、
時計付き煙草を仕入れる。

ハノイに着く。
予約しておいたタクシーでホテルへ直行。
真昼間に着いたのにタクシー、しかも予約とは老いたもんだ、
なんて考えながら、ハノイの町の風景を眺める。
第一印象は、何故思い浮かんだのか判らないが10年目に訪れた桂林を思い出した。、
あちこち掘り返している風景、その間に、古い街並み、近代的な建物、人々の顔は明るく活発的だ。
少なくも、あの陰惨なベトナム戦争のイメージは見出せない。

大きな橋を渡り、情緒溢れる街並、,ハノイの旧市街へ入ると直ぐホテルだ。
これもインターネットで予約したホテル、まあまあこんなもんだろう。

 

20$の感覚がピンと来ない。

地図を頼りにハノイの旧市街を歩き出す。
小さな湖、ホアンキエム湖を一周する。
綺麗に整備され、市民の憩いの場になっている。

 

 

大体、ハノイの雰囲気、臭い、人、が判ったような気がする。
湖畔の一角のミニレストランに腰を下ろす。

 


宿の戻って、もう一度ビールを飲んで、明日からの計画を相談しようと、
迎えのタクシー、ホテルを予約した旅行社に顔を出す。
インターネット上では如何にも最大手の旅行社のイメージだったが行ってみると、
女の子が二人居るだけ、お粗末だ。

今回の旅の骨の一つはハノイー昆明へ通じる国際列車での昆明入り、
しかし、日本で調べた限りでは「現在不通」、「いや可能だ」の情報が半々ではっきりしなかった。
真っ先にこの国際列車の事を尋ねるが、
彼女達の関心は、そんな事より如何に私をハノイのツアーに参加させるかに絞られている。
次々に推薦する計画も通り一遍のツアーばかり、
長年の感で、彼女達の対応、仕草から永居無用、と腰を上げる。

ところが、大変、たった500m程来た筈なのにホテルへの道を見失う。
ホテルの名前は「クラシックホテル」
これを頼りに、訪ねまくるが、その「クラシックホテル」が仲々通じない。
やっと聞き出した「クラシックホテル」に辿り着くと、
別の違う「クラシックホテル」だ。
日暮れが迫る。

何回目かで判ったのは、この辺りに「クラシックホテル」は4,5軒ある。
幸いにも、迷い迷ってる間に、さっきの旅行社を見付けた。
中年の男がシャッターを閉めている。
兎も角、話し掛ける、英語、日本語、中国語、全く通じない。
彼も両手を広げる。
そこへ一人の女性がやって来た、この店のオーナーらしい。
いろいろ、話したが埒があかない。
シャッターに手を掛ける、
「もう店を閉めるよ」
と言ってるらしい。
ここが頑張りどころと頑張る。
「私はここの旅行社に予約した者だ」
これが何とか通じたらしい。
「ホテルは何処だ」
と聞いてるらしい。
「クラシックホテル」
彼女は何か喚いているがトンと判らない。
その内に、彼女が電話を掛け始めた。
何回目かで見付かったらしい。

「このおじさんがバイクで貴方を送るから5000ドン払って」
ようやく、意味が判って了解。

おじさんのバイクに乗る、汗だくの身にハノイの風が爽快、
ものの5分ほど、おじさんがキョロキョロして宿に辿り着く。
嬉しくなって、50000ドン弾んでしまった。

後で知ったのは、私の宿は「クラシック1ホテル」、
この「1」が問題だった。

つづく

 

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